仕事内容について
居宅部門のショートステイ、グループホームを合わせて「荒尾ホーム」の主任をしています。
1日の流れというのは定例で行うことというかたちではなく、緊急の対応や人手の足りていないところを補ったり、スタッフの勤務管理をしています。
現場に入って入職された方に仕事を一緒にやって教えたり、人材育成にも関わっています。
さつき福祉会の特徴
さつき福祉会は、全体での方向性もありますが、各事業所ごとで動いているところもあって、それぞれに自分たちで目標をもってやっていけるところは良いところでもあって、特徴かなと思います。
やりがいと課題
現場にいるとどうしても現場を見ていたいところもあって、自分がつい率先して動いてしまう時もあるんですが、次の世代だけでも回るようにしていくことに取り組んでいます。
言語化できない利用者さんも多いので、他のスタッフが何を言いたいか掴めていない時に動くことで、そういう関係性を伝えていくというところをやっているのですが、そういうところが課題ですね。
立場としては徐々にマネジメントを主にしていかないといけない面もあるのですが、管理側と現場が分かれてしまうことは良くないので、全体を見ながらスタッフ同士でも助け合うところも忘れないようにしたいです。そういう現場と管理のバランスを取っていくことも、やりがいでもあり課題でもありますね。
利用者さんも30代から50代が中心だったのですが、徐々に高齢になってきますし、高齢になってから障害認定をされたりで、高齢者が増えてくると障害と高齢、医療の領域が重なってくるところもあって、そうした社会的な状況への対応や領域をつなげていく、連携も課題になってきています。
就職のきっかけ
もともと福祉系の大学ではあったのですが、福祉にはボランティアで関わっていくのがちょうどいいかなと思っていました。大学1年の時に阪神淡路の震災があり、そこにいる人たちだけではまかないきれないところがあって、2週間くらいのつもりで障害者支援の手伝いに行ったら、あっという間に2ヶ月経ってしまって。
それからもボランティアだと色々なところにサポートとして必要な時に関われると考えていて、一般の企業に就職したのですが、働いてみるとボランティアをする暇は全くなくて。それで関西への転勤が決まったタイミングで大学の先生に少し相談したところ、いろいろなタイミングもあって、会社を辞めて福祉の業界に入ってみることになりました。
さつきに入る時にも、1ヶ月ボランティアでお試しのつもりだったのですが、いつの間にか席ができていたり役割がいつの間にか増えていて、逃れられないままに今まで続けています。
資格取得について
現場で働く上で一番役に立つのは介護福祉士ですね。社会的・制度的な面や行政との関わりも含めていくと社会福祉士やケアマネジャーの知識はあったほうがいいです。
合格補助の制度や更新講習の補助もありますので、休眠させてしまわずにもっている方は生かしていただきたいです。
また、業務として有償運送というのもあるので、運転免許は必要になってきますが、最初は特に資格がなくてもやる気や勇気があればなんとかなります。
メッセージ
学生の時によく言われたのが、老人はいずれみんながなっていくので想像がつく。障害支援は、当事者にならなければならないで過ぎてしまうので想像がつかない。そこは、障害に関する知識があるとかないとかではなくて、やってみる、という一歩を踏み出してほしい。やってみればなんとかなるものです。
全く別の分野からきて活躍している人もたくさんいます。見学も積極的にうけていれていますので、ぜひ一度現場を見にきてください。